CentOS 7.5 実用運転とか

AlphaRacksのOpenVZベースのVPS

AlphaRacksのVPSシリーズは、KVMベースとOpenVZベース、ベアメタルの3種類があるが、OpenVZ系では、サーバーが混んでいるため、充分なレスポンスが得られなかったり、場合によっては、動作しなかったりと、実用には耐えられない部分がある一方、KVM系のサービスでは、All SSD対応のサービスがあり、OpenVZ系と比べると、比較的安定した動作が期待できるので、これまで、借りてきたOpenVZ系のVPSは、ある程度整理し、KVMシステムの方に統合することに決めた。

実のところ、OpenVZ系のサービスは、なんだかんだと用途に応じて借りていたら、合計で4つにも増えてしまったのだが、当初IPv4のみのサービスだったものが、ほぼ同一の価格でIPv6へ対応したり、メモリーが、512MB –> 765MBへと拡張したものが一時期安価だったので、年間10ドルという低価格で4台も借りてしまっていた。もともとの目的は、海外拠点のロケーションアクセスが主だったので、この際、これを1台に集約し、他の3台で動作していたWebServerをKVM1台に移動することにした。とりあえずバックアップ用に1台のOpenVZを残せば良いだろうと言う判断である。3台分の10ドル x 3 = 30ドルでKVM VPS1台が借りられれば問題ないので、予算は、月額2.5ドルといったところなのだが、KVMの一番安いものでも、月額4.99ドル位するので、少し予算オーバーとなる。

クリスマスや、新年にスペシャルオファーがあって、適価で契約できるので、そのような機会を利用して、KVMを概ねの目標価格でゲットして使っており、All SSDで20GBという比較的お手頃なVPSである。

多少の予算オーバーは目をつぶることにして、OpenVZ x 3台分をKVMへ収容した。

OpenVZも、あたりを引けば比較的快適に使うことができるので、4台の内2台は当たりだったので、その内の1台を残すことにしたわけだが・・・
こOVZはこれまで、CentOS6で動かしてきたのだけど、今回せっかくだから、CentOS7系にアップグレードして運用することに決めた。なんと、CentOS7のOVZはCentOS6よりもなんとなく快適で、サーバー負荷も小さくなっているようで、今の所快適に動作している。

先ずは、ファイルサーバーにでもなってもらって、メインのKVMのバックアップサーバーとして動作させる予定。

  • samba 4 server
  • squid

いまのところ、こんなところだが、この状態のメモリー負荷は以下のような感じだ。

これは、本サーバーに機能させていない部分となるので、一応、機能分散ということだね。
なんか、OVZの相性は、CentOS6よりも良さそうな感じ。

今後は、このサーバーは、IPv6のみで動作させるようにし、IPv4経由ではほとんどのサービスをブロックしてしまう予定で、IPv6を使って実質的な匿名サーバーとしたいと考えている。
IPv6がオープンしていると、実のところ匿名性が上がり、いわゆるVPNのようなプライベートネットワークをくまなくても、広大なIPv6のアドレス空間は、ある程度充分な匿名性があると考えられるので、セキュリティー向上のためには、IPv6サーバーとすることで、大きく安全性が高まるように思う。